トラブルがあっても基地の在庫を切らすことなく、安定供給を守り抜く。
調達需給部 リスクマネジメントグループ
松﨑 航大(2020年入社)
海外調達グループで配船計画業務を担っていた2024年の12月。入港予定だった外航船がエンジントラブルで青森ガスターミナルにたどり着けなくなりました。入港できないとLPガスの在庫が枯渇してしまいます。私たちには安定供給を守る義務があり、出荷停止は何としても避けなければならない状況でした。
年末年始ということもあって、代替船の手配は容易ではありません。限られた選択肢の中から、仙台にいた船を急遽青森ガスターミナルへ向けることを決断しました。急な配船変更によって合計何千万円ものコストが発生しますが、コストをかけてでも出荷在庫を守るべきだと判断しました。
急なスケジュール変更によって部署内だけでなく基地側や現地の船舶代理店にも大きな負担をかけることになりましたが、関係者一人ひとりに状況を説明し、協力を得ながら対応を進めました。その結果、年末年始に在庫を切らすことなく安定供給を維持することができました。
配船計画業務では、全国8基地へいかに効率的な配船をするかが常に求められます。たとえば、千葉と川崎は地理的に近いのですが、千葉から佐賀の唐津へ配船する場合は倍以上のコストがかかります。LPガスの在庫量だけでなく採算を意識した配船判断が不可欠となるため、経理グループ(現会計税務グループ)時代に培ったコスト意識や損益感覚が大きく活かされました。数字を基に物事を考える習慣が身についていたことで、配船コストと供給安定性のバランスを意識した判断ができました。
また、現在のリスクマネジメントグループは海外調達グループと経理グループの中間的な立ち位置にあるため、両部署の考え方やニーズを理解した上で調整が行えます。経理グループでの経験からはコストや損益の視点を、海外調達グループでの経験からは現場特有の制約や実務上の難しさを学びました。配船計画業務を通じて、不確定要素が多い中でも冷静に状況を整理し、関係者と粘り強く調整を続けることで道が拓けるという経験は、自身の大きな成長につながりました。
今後も実務に根ざした
視点を大切にしながら、
調達業務が円滑かつ健全に
進むよう支援していきます!